ブライダルフェアってなに?種類や流れや注意点を徹底解説
ブライダルフェアとは?種類・流れ・注意点などを解説
結婚式場を決める際に必要なブライダルフェアには、どんな種類があるのでしょうか?種類はもちろん、持ち物や当日の流れなどブライダルフェアのすべてを解説します。
ブライダルフェアはパートナーと行くべき?
ブライダルフェアの持ち物や服装を解説!
ブライダルフェアの予約前にすべきこと!
ブライダルフェア当日の流れ!所要時間は?
ブライダルフェア当日の注意点!契約すべき?
2020年3月に結婚した卒花嫁。2016年から3年間のウェディングプランナー経験があり、結婚式も経験しているためウェディング事情に詳しい。
ブライダルフェアとは!どんな種類がある?
ブライダルフェアとは、結婚式場の下見のことを指します。フェアは英語で見本市や展示即売会などの意味を持つことから、ブライダルフェアは結婚式場を見てもし納得したら契約しましょうという意味がこめられています。
ブライダルフェアにはいくつか種類があり、主なものは以下の5つです。
それぞれどんな特徴があるのか、以下で詳しく解説していきます。
ブライダルフェアで最も人気なのがコース料理を無料で試食できるものです。結婚式の料理はゲストの満足度の中でも重要なポジションを担っているので、その結婚式場がおいしいのかを気にする新郎新婦は多いでしょう。
ブライダルフェアの試食は、フルコースが試食できるものやハーフコースが試食できるもの、デザートのみのものなど様々です。
試食したとしても契約しないといけないということはまったくないので、気軽に参加しましょう。ブライダルフェアの試食に関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ドレスの試着は、ウェディングドレスにこだわりたい新婦さんにピッタリのブライダルフェアと言えます。
契約前にドレスのラインナップを確かめておきたいという人は、試着のブライダルフェアである程度の衣裳を確かめることができます。
ただ、試着は契約後にたくさんできるので、試着のブライダルフェアは実はあまり人気がありません。ドレス試着があるブライダルフェアに関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
模擬挙式・披露宴とは、モデルが実際に挙式をしているところや披露宴をしているところを、ゲストの立場から見学できるブライダルフェアです。
教会式は見たことがある人が多いかもしれませんが、人前式や神前式は見たことのない人も少ないでしょう。好きな挙式スタイルを見学できるため、自分たちが行う挙式スタイルを決めやすくなるというのがメリットです。
本格的な模擬披露宴に関しては、行っている結婚式場が少ないというのが実情です。模擬挙式・披露宴に関してさらに詳しく知りたいという人は、こちらの記事を参考にしてください。
演出体験では、挙式演出だとフラワーシャワーやバルーンリリース、ブーケトスなどが楽しめます。披露宴演出だと、照明の演出や今流行りのプロジェクションマッピングなどが楽しめます。
演出を見ていると自分の結婚式でも取り入れたくなってしまいますが、演出はほぼすべてオプションで別料金がかかるということを頭に入れておきましょう。
試食や試着などを行わずに、ただ単に会場見学だけをするというブライダルフェアもあります。
会場見学については、試食など含めすべてのブライダルフェアに付いているものなので、ブライダルフェアに行くと必ず会場見学の時間が設けられています。
会場の広さの確認や控え室の有無、装飾がされてある結婚式場であれば装飾方法も見学できます。
ブライダルフェアは99%以上が無料で行われています。しかし中にはフルコースを試食するブライダルフェアで有料のものも存在します。
価格は3,000円程度が多くフルコースを食べられることを考えると安いですが、料金に関しては必ず記載されてあるので確認してから予約をしましょう。
ブライダルフェアの料金についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ブライダルフェアのおすすめは何と言っても試食です。試食目当てで行く人もいるくらい、試食付きのブライダルフェアは人気です。
ブライダルフェアはパートナーと行くべき?
ブライダルフェアは基本的にはパートナーと行くべきだと言えます。なぜかというと、結婚式場は中々1人で決められるものではないからです。
もしパートナーとの予定がどうしても合わないという人は仕方がないかもしれませんが、ブライダルフェア後の情報共有はしっかりしておふたりで結婚式場を決めましょう。
ちなみにアンケートによると、ブライダルフェアの付き添い相手については、パートナーの次に多いのが自分の母親です。
付き添い相手 | 割合(複数回答) |
---|---|
パートナー | 90.8% |
自分の母親 | 13.2% |
ひとり | 7.4% |
パートナーと自分の母親 | 3.4% |
友人 | 1.6% |
その他 | 3.8% |
9割以上のほとんどの人がパートナーとブライダルフェアに行っていることがわかります。母親は結婚式に対する先輩であるため、付き添い相手だと心強いと言えるでしょう。
また、友人とブライダルフェアに行く場合は結婚式場から断られてしまう可能性もあるので、必ず事前確認をしてから行くようにしましょう。
ブライダルフェアの付き添い相手についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ブライダルフェアはパートナーと行く場合、デート感覚に使うことができます。結婚を意識している相手であれば、早めに結婚式場を見学しておいて損はありません。
ただ、結婚式についての打合せがあるため、パートナーに重いと感じてしまわれる可能性もあります。ブライダルフェアに行くタイミングとして1番安全なのは、やはりプロポーズの後だと言えるでしょう。
ブライダルフェアのデートに関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
私もブライダルフェアの試食に行ったことがありますが、お酒も飲めてコース料理も楽しめて何かの記念日のデートのようでした。
ブライダルフェアの持ち物や服装を解説!
ブライダルフェアの持ち物に関しては、特別何か必要ということはありません。必需品はスマホで、忘れたら写真も撮れないので注意しましょう。
その他持って行った方が良いものとしては、以下の3つです。
もしカバンを忘れてしまったとしても、結婚式場から手提げバッグをもらえるので何とかなります。質問リストは、結婚式費用など疑問に思うことを書き写したものがあると打合せ時に便利なのであった方が良いです。
その他、カメラなどもあった方が良いとは言えますが、今はカメラを持って行かずにスマホで撮影している人の方が多いです。
服装に関しては、カジュアルすぎなければ問題ありません。男性はジャケットや襟付きのシャツ、女性はジャケットやワンピースなどで行くと間違いないでしょう。
例えば夏だからといって短パンやショートパンツなどでブライダルフェアに行くのは相応しくありません。また、ダメージジーンズや露出の多い服装も控えた方が良いです。
ラフすぎる服装で行くと浮いてしまうのはもちろんですが、結婚式場のスタッフの対応が悪くなってしまう恐れもあるので注意してください。
ブライダルフェアの持ち物や服装に関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
服装に関しては、オフィスカジュアルのようなイメージを持って行けば問題ないと言えるでしょう。持ち物はスマホとペンがあれば何とかなります。
ブライダルフェアの予約前にすべきこと!
結婚式場は数えきれないほど存在するため、ある程度条件を絞って探すことをおすすめします。結婚式場探しのポイントは、以下の6つです。
結婚式を行う上で、挙式スタイルを教会式・人前式・神前式のいずれにするのかは決めておいた方が良いです。
特に神前式を行いたい場合、神殿が併設されてある結婚式場は少な目です。結婚式場とは別に神社で挙式をするという手もありますが、お金もかかる上に移動の手間もあります。
挙式スタイルに関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ある程度結婚式場を絞るために、結婚式場の4大タイプ(専門式場・ホテル・ゲストハウス・レストラン)の特徴を押さえておきましょう。4つのタイプの結婚式場を1つに絞るだけで、結婚式場はだいぶ絞られます。
格式の高さを求めるのなら専門式場やホテル、貸切感を求めるのならゲストハウス、料理のおいしさにこだわるのならレストランが良いでしょう。
ゲスト人数がわかっていないと結婚式場を見ても適切な大きさがわからないため、おおよその人数は決めておくことをおすすめします。
親族だけで結婚式を挙げるというのであればそれなりに小さな会場で収まりますが、100人呼ぶとなれば会場の大きさも最大規模のところが多いです。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べによると、結婚式の平均ゲスト数は66.3名です。あまり交友関係が遠いと呼ばれても困ってしまうので、どこまで呼ぶかは2人で話し合っておきましょう。
また、親族の招待人数に関しては、両家両親にどこまで招待するのかを聞いておくのがベターです。
結婚式を挙げるにあたってどうしてもかかってしまうのがお金です。一般的な結婚式場で挙式と披露宴をすると、自己負担額は平均で100~150万円と言われています。
しかし結婚式費用を平均以下に抑えることももちろん可能です。50万円が限度など、自己負担額の最大額を決めておくことで結婚式場をある程度絞ることも可能になります。
結婚式の自己負担金額に関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
結婚式を挙げるのは一体いつなのか、希望日を決めておきましょう。さすがにブライダルフェアから結婚式を挙げるまで3カ月以内にということであればバタバタします。
よっぽどの理由がない限りブライダルフェアから結婚式まで半年以上見ておいた方が、日にちや時間も選びやすく打合せの流れもスムーズです。
ちなみに結婚式の人気月は5・10・11月で、日で言うと大安の土日が人気です。しかしその分結婚式費用も高額になることを覚えておいてください。
平日や仏滅で良いと言うのならその分結婚式費用は安くはなりますが、日取は自分たちだけでなくゲストのことも考えて決めましょう。
結婚式を挙げる地域に関しては決まっていると思いますが、その地域の中のどのあたりが場所として好ましいのかを考えておきましょう。
電車で来るゲストが多いのであれば主要駅の近くが良いでしょうし、車で来るゲストが多いのであれば少し郊外でも構わないでしょう。
また、もし郊外であってもバスを出すという選択肢もなくはないですが、お金と手間がかかることを覚えておきましょう。
以上の6つを考えておけば、結婚式場も絞りやすくて決まりやすくなります。予算・人数・時期はブライダルフェアでも必ず聞かれる質問なので、あらかじめ考えておくことをおすすめします。
ブライダルフェア当日の流れ!所要時間は?
ブライダルフェアの所要時間は、大体が2~3時間程度となっています。試食や試着などを詰め込んでいるものだと5時間程度のものもあります。
基本的な流れについては、以下の4ステップとなります。
アンケート記入
ブライダルフェアに行くと、最初の流れとして結婚式場スタッフにアンケートをお願いされます。
結婚式の予算や人数などを書いていくのはもちろん、どのような結婚式を挙げたいかなどの希望を書いていきます。例えば挙式は神前式が良いなどですね。
そのアンケートを基に結婚式場の案内や相談会が実施されるので、思うままに記入していきましょう。
会場見学
アンケートの記入が終了したら、実際に披露宴会場を見たり新郎新婦やゲストの控え室を見たりする会場案内が始まります。
チャペルなどの挙式会場を見せてくれる結婚式場も多いです。結婚式場を案内された時に、ゲストに対しての広さは十分なのかを確認しておきましょう。
目安としては、最大収容人数・0名で計算しておくと広さに余裕が出ます。例えば最大収容人数150名のところは、120名までだと考えておけばOKです。
ィまた、親族やゲストの控え室が狭かったり、最悪の場合ない結婚式場もあるのでチェックしておきましょう。
希望のフェア
結婚式場見学が終わると、次は試食や試着など希望のブライダルフェアへと移る流れとなります。タイミングによっては会場見学と前後する場合もあります。
もし試食をする場合は、そのコース料理が見積りに反映されているか確認をしましょう。多くの結婚式場は料理にランクがあり、最初の見積りは1番下のランクの料理を出してくる結婚式場もあります。
相談会&見積り
最後はプランナーさんによる相談会が実施され、見積りを出してもらえる流れになっています。
大体はアンケートに記入した予算の範囲内で収めてくれますが、結婚式で本当に自分たちのやりたいことが含まれていない可能性も高いです。
例えば会場装花が質素だったり、衣裳も最低ランクのものしか選べなかったり、写真撮影もなかったり、色々足りていないことが多いです。
見積りの注意点に関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
各アイテムのランクや持ち込み料に関しては、このこの相談会のタイミングで質問しておきましょう。契約前に細かい部分を聞いておくことで、契約後の見積りアップ額を最低限に収めることができます。
ブライダルフェア当日の注意点!契約すべき?
ブライダルフェアの当日成約に関しては絶対に避けた方が良いと言えます。なぜかというと、冷静になってから後悔してもキャンセル料がかかってしまうからです。
特に契約時に支払った申込金(相場は5~10万円)に関しては、まず間違いなく返金されません。
当日成約割引と言われ大きな割引をされたとしても、その日は偶然空きがあって今日なら予約できると言われても、それは契約を取るための営業方法である可能性が高いので気にしないようにしましょう。
また、自分たちが良いと思っていても両家両親に反対されてしまうこともあるので、必ず持ち帰って相談してから契約することを忘れないようにしましょう。
ブライダルフェアの当日成約の注意点に関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ブライダルフェアは結婚式を挙げる可能性が少しでもある人が行くものです。例えば結婚式を既に挙げてしまっている夫婦や、単なる異性の友人と行くというのは冷やかしとなります。
結婚式場としても真剣に仕事をしている中で時間を割いているので、冷やかしや荒らしはモラルに欠ける行為だと言えるでしょう。
ブライダルフェアの冷やかしや荒らしに関してさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ブライダルフェアは、ある程度準備をしてから行かないと結婚式場に上手く丸め込まれてしまうかもしれません。
そのため、その結婚式場で何を質問するのかを記載した質問リストを作っておくことをおすすめします。
ブライダルフェアを楽しむことももちろん大切ですが、結婚式を現実なものとするために動くことも大切です。ブライダルフェアを機にぜひ色々とおふたりで話し合ってくださいね。