結婚にかかるお金について!貯金なしでも結婚はできる?
貯金なしでも結婚したい!結婚にかかるお金はいくら?
結婚をするとなったときに、結婚式や指輪などお金がかかることが何かと多くなります。では、結婚をするときにかかるお金の総額はどれくらいなのでしょうか?
また、貯金がなくても結婚はできるのでしょうか?結婚にまつわるお金のことについて解説します。
こちらの記事は以下のサイトを参考にしております
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。
結婚する前にかかるお金は合計いくら?内訳を解説
結婚をする前にかかるお金としては、指輪や顔合わせなどの結婚準備にかかるものが多いです。合計して70~90万円程度で、以下のような内訳となっています。
婚約指輪の平均額 | 35.7万円 |
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結婚指輪の平均額 | 2つで25.1万円 |
両家顔合わせの平均額 | 6.5万円 |
結納の平均額 | 22.7万円(食事代含む) |
婚約指輪
婚約指輪にかかる平均額は35.7万円となっています。4人に1人は婚約指輪を用意しませんが、4人に3人という多くの人が用意しているものです。
10万円未満と安めの婚約指輪もあるので、お金がなくて用意したくてもできないと考えている人も用意してみてはいかがでしょうか。
婚約指輪に関しては、以下の記事で詳細をまとめてあります。
結婚指輪
結婚指輪にかかる平均額は、2つで25.1万円となっています。結婚指輪の購入に関しては、98.4%が購入したと回答しており、結婚には欠かせない存在だということがわかります。
結婚指輪の材質は、くすみにくいと言われているプラチナがおすすめです。プラチナには、「永遠の輝きを」という意味も込められています。
両家顔合わせ
新郎新婦がお互いの家に挨拶に行った後、結婚前に両家顔合わせの食事会を開くというのが一般的です。
顔合わせを実施する場所としては料亭や個室のあるレストランが人気で、新郎新婦おふたりが住んでいる地域で行うのが一般的です。
食事代としては1人につき7,000~10,000円程度のところを選ぶと良いでしょう。両家顔合わせに関しては、以下の記事で詳細をまとめてあります。
結納
最近では結納を行う文化が減少し続けており、結納を実施したという新郎新婦は10.9%と少な目です。
結納については両家の考えもあるので新郎新婦おふたりで決められることではないかもしれませんが、実施しないのが当たり前になっているということは覚えておいて損はないです。
よって結婚前にかかるお金として、この結納金額については考えなくても良いという人が多いでしょう。
結婚指輪と両家顔合わせのお金は必ずかかるものだと認識していてOKです。つまり結婚前にかかるお金として30万円程度は見込んでおきましょう。
結婚した後にかかるお金は合計いくら?内訳を解説
結婚にお金がかかるのは、どちらかというと結婚前よりも結婚後です。結婚式を含めると平均費用として合計600万円前後かかりますが、実質自分たちで負担するお金はいくらくらいなのでしょうか?
結婚式の平均額 | 362.3万円 |
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新婚旅行の平均額 | 65.1万円 |
引越しの平均額 | 38.1万円 |
家具・家電の平均額 | 77.4万円 |
出産費用の平均額 | 50.6万円 |
結婚式
結婚式の平均費用は362.3万円ですが、ゲストからのご祝儀平均が227.8万円なので、自己負担額としては100~150万円程度になることが一般的です。
最近では金銭的負担が大きいことを理由に、結婚披露宴を行わない新郎新婦も約半数ほどいます。ちなみに挙式だけを行う新郎新婦が約70%です。
もしお金がなくても結婚式を挙げたいという人でも、結婚式を上手く節約すれば自己負担50万円程度と安く結婚式を挙げることも可能です。
新婚旅行
結婚式にお金を使わずに、その分新婚旅行を贅沢にするという新郎新婦も多いです。新婚旅行の渡航先はハワイが1番人気となっており、費用の平均は65.1万円となっています。
以下はエリアによる新婚旅行の相場料金です。
安くしようと思えば安くもできますが、せっかくの新婚旅行なので金額をあまり気にせずに少し贅沢に過ごすという新郎新婦が多いです。
引越し
結婚前に同棲していたら引越しは必要ないかもしれないですが、これから一緒に住むとなった場合には引越しが必要になります。
引越しにかかる金額としては、平均で38.1万円。これは賃貸の場合で、前払い家賃や敷金・礼金、引越し業者を利用した場合の合計料金となっています。
もしマイホームの購入を検討しているのであれば、頭金として200~300万円を用意する人が多いので、さらにお金が必要だということになります。
家具・家電
結婚と引越しに伴い、家具・家電を新調するという新郎新婦も多いです。すべて新調しなければならない場合の平均額は77.4万円となっています。
もし1人暮らしをしていて使えるものがあるのなら、無理に新調せずにそのまま使用した方が経済的です。
家具・家電はこだわればこだわるほどお金がかかるので、お金がないという人は無理をせずに中古品の購入なども検討してみると良いでしょう。
出産費用
もしおふたりの間に子供ができれば、出産費用として平均50.6万円かかります。
ただし出産費用は国からの補助金として42万円もらえるので、自己負担額としては10万円以内に収まることが多いです。
出産費用以上に、子供を育てていく上でお金がかかっていくことは言うまでもないでしょう。
結婚後のお金は結婚式や新婚旅行など、我慢しようと思えば我慢できる出費が多いので、人によっては切り詰めようと思えばほぼお金はかからないかもしれません。
しかしあまりに切り詰めすぎると結婚した感じが湧かずに、けじめがつかないまま過ごしていくということにもなり兼ねません。
何かをアクションするにはお金がかかりますが、その分夫婦としての絆は深まるということを忘れてはならないでしょう。
結婚式・新婚旅行・引越しすべてを行うとなれば200万円程度の出費は覚悟しなければなりません。では、結婚式までにいくらくらい貯金するのが理想なのでしょうか?
結婚式までの平均貯金額!いくら貯めるのが理想?
結婚式までに結婚費用として貯金していた平均額は、新郎新婦おふたりを合わせて311.8万円となっています。
100~200万円未満だったという新郎新婦が22.6%で1番多く、次いで200~300万円未満の21.2%、300~400万円未満の16.9%が続きます。
理想の貯金額としては少しでも多い方が良いというのは当たり前ですが、結婚式・新婚旅行・引越しを考えているのなら300万円以上は欲しいところです。
つまり平均額の311.8万円というのは理想的な貯金額と言えます。
同居すると貯金しやすい
もし結婚式や今後のために少しでもお金を貯めたいと思うのであれば、2人一緒に住んだ方が貯金はしやすいと言えます(お互いが1人暮らしの場合)。家賃や光熱費は、1人よりも2人で過ごしていた方が経済的です。
また、どうしてもお金が貯まりにくいという人は定期預金のように給与から天引きされる貯金体型にした方がお金は貯まりやすいと言えます。
1カ月の貯金額目標を決めて、無理のない範囲でコツコツ貯金していくことだけが近道です。
無理をしての貯金は長続きしないため、貯金はあくまで無理のない範囲でしていきましょう。2人一緒なら、100万円程度なら早い人は1年で貯まります。
プロポーズをしたいけど貯金なしでも結婚は可能?
結婚はしたいけど貯金がなくてプロポーズをしても良いのか迷ってしまうという人もいるでしょう。
しかし結婚費用としての貯金をしていなかったという人は13.3%と、実は10人に1人以上は貯金なしでも結婚をしています。
実際に20代の若い世代は給料がまだ安いということや、デート代に使ってしまい残るお金はほとんどない、というのが本音です。
例え貯金がなくても、結婚して2人一緒になってからお金を貯めていけば良いという考え方もできるため、結婚に対して貯金ありきで考える必要はありません。
親から援助してもらえる人が多い
結婚をするにあたって、親から結婚資金を援助してもらったという人も実は78.6%と多く、平均額としては192.4万円となっています。
このうち結婚式に対する親からの援助は71.3%で平均額は172.1万円となっており、結婚式を挙げる新郎新婦に援助をしてくれる親が多いことがわかります。
親からの援助額が200万円近くあるというケースも多いため、親からの援助があれば仮に貯金がなくても結婚資金としては十分だと言えるでしょう。
結婚資金の親の援助については、以下の記事で詳細をまとめてあります。
貯金なしでも結婚はもちろんできますが、その後の将来を考えると少しでも貯めておくことが大切です。親からの援助に対しても、もらって当然と思うのは危険なのであまり当てにしないでおきましょう。
結婚することは確かにお金がかかることであり、おふたりの貯金額がどれだけあるのかということも大切なことです。
しかしお金のことばかりにとらわれすぎて、結婚を先延ばしにしてしまってはいつ結婚するのか、いつお金が貯まるのかもわからず先が見えなくなります。
結婚を考えている相手なのであれば、貯金なしでも関係なく好きなタイミングでプロポーズすると良いでしょう。どちらかがしっかりしていれば、その後の共同生活の中でお金は貯められるはずです。