結婚式のどこを節約しすぎると後悔する?ケチると満足度も下がる!
結婚式を節約しすぎて後悔!?どこをケチると満足度が下がる?
結婚式費用を安くしたいから節約したい、と考える人は多いでしょう。しかし節約しすぎると、質素になりすぎて後悔してしてしまうこともあります。
では、どこを節約すればゲストからもケチってないように感じてもらえるのでしょうか?結婚式費用の節約ポイントを解説します。
結婚式で節約しすぎるとゲストにバレるって本当?
結婚式で節約しすぎると満足度が下がるもの4選
結婚式で節約しすぎても後悔しないもの4選
結婚式で上手く節約するためのポイントを解説!
2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。
結婚式は何にどうお金がかかっている?内訳を解説
結婚式は何にどのようにお金がかかっているのでしょうか?ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べによると、以下のような内訳で結婚式費用がかかっているようです。
結婚式費用 | 362.3万円 |
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ご祝儀総額 | 227.8万円 |
挙式料 | 36.2万円 |
料理・飲物 | 約127万円(1人19,300円×66人) |
装花 | 17.2万円 |
衣裳・ヘアメイク | 65.8万円 |
スナップ写真 | 15万円 |
映像 | 9.5万円 |
演出(キャンドルサービスやケーキ入刀など) | 10~20万円 |
引き出物・引菓子 | 48.84万円(1人7,400円×66人) |
サービス料(控室などの会場使用料) | 25~35万円(結婚式費用の8~10%) |
ペーパーアイテム | 5~10万円 |
その他(ウエディングケーキやBGM編集料などなど) | 10~20万円 |
結婚式費用でお金がかかっているものは上から順に料理・飲物、衣裳、引き出物・引菓子です。
しかし料理・飲物と引き出物・引菓子に関してはゲストの満足度を上げるための重要な結婚式アイテムです。節約してしまうとゲストからの満足度が下がりかねないので注意しましょう。
この他にも両家両親の衣裳代や結婚式場によってはプロジェクタ利用料などがかかります。結婚式にかかるお金は、細かいところを挙げるとキリがありません。
結婚式で節約しすぎるとゲストにバレるって本当?
では、結婚式費用を節約しすぎるとゲストにバレるものなのでしょうか?結論としては、適度な節約はバレずに問題ありませんが、節約しすぎるとバレます。
特に結婚式に参加した回数が多い人は、意外と結婚式に対しての目がシビアです。ご祝儀を3万円も払って出席しているので、シビアになることは当然と言えるでしょう。
たまにご祝儀で結婚式費用を黒字にしようとする人もいますが、質素になりすぎてバレてしまう可能性が高いのでやめておきましょう。
せっかく結婚式に参加してくれたゲストに対して、満足度が下がるような節約をしすぎてしまうとその後の友人関係にも亀裂が入ってしまう恐れもあります。
結婚式費用を節約してゲストにバレた例
結婚式費用を節約しすぎてバレてしまったケースをアンケートでいただいたので、以下で紹介します。
引菓子は通常、バウムクーヘンなどの1,000~2,000円程度の縁起物を想像しますが、空けてみると駄菓子の詰合せで300円程度のものでした。
明らかにケチっているのがバレバレで、後味が良くない結婚式となりました。
飲み放題のメニューがビールとワインくらいで、飲めるものが少なすぎました。ビールとワインは飲めないという人もいるので、少しはゲストのことも考えてほしいと思いました。
オプションでお金がかかるとはいえ、飲物のオプションは付けた方が確実にゲストの満足度も上がると思います。
結婚式場の料理が、コースではなくビュッフェ形式だったことに驚きました。会費制でのビュッフェは納得できますが、普通にご祝儀を取ってのビュッフェ形式は納得いきません。
周りのゲストもかなり驚いていた様子で、愚痴をこぼしていた人もいるくらい。ビュッフェはビュッフェでも、デザートビュッフェにしてほしい。
ゲストは少なからず結婚式に対しての理想やイメージを持っています。結婚式を安く済ませたいという気持ちは十分にわかりますが、ゲストの満足度を下げるような節約は控えましょう。
また、そこまで結婚式費用を安くするのならご祝儀制ではなく会費制にしてゲストの負担を減らしてあげるのも1つの手です。
少しくらいの節約であればバレることは少ないかもしれませんが、あからさますぎるとゲストもさすがに気づきます。結婚式の明らかな節約は、今後の人間関係も壊れかねません。
結婚式で節約しすぎると満足度が下がるもの4選
では、結婚式アイテムの中で節約しすぎるとゲストの満足度が下がるものは何があるでしょうか?4つ紹介します。
料理・飲物は節約するとゲストの満足度が1番下がります。ゲストは結婚式で1番楽しみにしているのが新郎新婦の晴れ姿ですが、次いで料理です。
多くの結婚式場では料理のコースを選べますが、安いコースにしてしまうと明らかに料理のレベルが落ちます。特にメインが豚肉や鴨肉などになってしまうのはもってのほかなので注意しましょう。
また、飲物に関してもできるだけカクテルを追加してあげてください。ビール・ワイン・日本酒のラインナップのみでは女性からのウケが悪くなりがちです。
引き出物・引菓子に関してはゲストの手に直接渡るもの、言い換えればプレゼントするものになるため節約しすぎるとゲストにそのまま伝わります。
引き出物・引菓子の平均額は合計で1人7,000円程度なので、1つの目安として考えるようにしましょう。ゲストからのご祝儀は30,000円が相場ですが、26,000円分は料理と引き出物で還元するようにすると満足度が上がります。
ご祝儀の残り4,000円分は他のアイテムに使える部分なので、遠慮なく自分たちの結婚式に使いましょう。
引き出物に関しては、最近では宅配サービスが人気となっているので検討してみると良いでしょう。
会場装飾が質素になってしまうと、ゲストからもお金をかけていない結婚式だということがバレてしまいます。
特に会場を彩る装花は、パッケージプランに含まれているのは最低限のものなので、見た目も質素になりがちです。
オプションで少々高くついてしまうかもしれませんが、高砂の装花をグレードアップすることは必須でしょう。ゲスト卓の装飾は、100均でアイテムを集めてDIYするのもありです。
衣裳に関してはゲストにバレることはまずないため、節約しすぎてもゲストの満足度が下がるということはありません。
しかし問題は、新婦自身が節約しすぎて後悔しないかどうかです。我慢してお色直しをなしにしたり、色打掛が高額だからと白無垢にしたりすると後悔するかもしれません。
特に後々友人の結婚式に参加して豪華な衣裳を見てしまうと、後悔してしまったという声も多いです。自分が納得いくような衣裳選びを心がけましょう。
結婚式費用は、基本的に各アイテムをランクアップすることで高額になっていきます。よって1番最初にもらう見積りに関しては、なるべく高いランクのもので出してもらうと現実的な見積りがもらえると言えます。
結婚式で節約しすぎても後悔しないもの4選
次に結婚式アイテムの中で節約しすぎても問題ない、後悔しないものを4つ紹介します。
ペーパーアイテムに関してはゲストの手に直接わたるものですが、高額なものと安価なもので差はありません。
ゲストも招待状や席次表などのペーパーアイテムに注目するという人はいないので、なるべくお金はかけないようにしましょう。
今はインターネットで手作りキットを安く売っているところもあるので、手作りキットを購入してDIYするのもおすすめです。
結婚式の演出で代表的なものはウェディングケーキの入刀~ファーストバイトです。ウェディングケーキは数十万円しますが、結婚式の演出はウェディングケーキがあれば他は節約して良いと言えます。
キャンドルサービスは代わりにフォトラウンドやサンドセレモニーなどお金があまりかからないものがありますし、節約する演出を考えると意外とたくさんあります。
結婚式のオープニング・プロフィール・エンドロールムービーは最近の結婚式でも人気の演出です。しかしこの映像関係は結婚式場に依頼すると高額になりがちです。
そのため、ムービー関係は自作したり外部業者に依頼して安く済ませている新郎新婦が多いです。映像関係を節約するのであれば、結婚式場に依頼するのはNGです。
結婚式でスナップ写真を依頼すると10~20万円と意外と高額になります。アルバムを追加するとさらに高額になってしまいます。
写真に関しては、カメラマンに依頼すると高額になってしまうため、友人に撮影したものを送ってもらうというのも1つの手です。
カメラマンよりもクオリティが落ちてしまうかもしれませんが、今はスマホで撮影してもらったものをデータとして保存しておく新郎新婦も増えています。
結婚式をしている最中、ゲストは意外と歓談に夢中です。披露宴の時間は2時間半程度なので、久しぶりに会う友人と夢中になって話してしまうゲストも多いです。
そのため、結婚式費用の中でもゲストの手に渡ることのない映像や演出などは節約してもゲストに気づかれにくいポイントと言えます。逆に料理・飲物や引き出物・引菓子はゲストに直接渡すものなので節約しすぎは禁物です。
特にペーパーアイテムやプロフィールムービーは自作で済ませる人が多いです。これだけでも結婚式場に依頼するのと比べて10万円以上節約できるので、なるべく自分たちで手配することを心がけましょう。
結婚式で上手く節約するためのポイントを解説!
結婚式費用を節約するポイントはアイテムを節約するだけではありません。他にも結婚式費用を節約する方法が4つ存在します。
人気日取を避ける
まず、結婚式は人気の日取というものが存在します。1番人気は大安で、2番人気が友引です。先勝は午前中の縁起が良く、先負は午後の縁起が良いです。
日取が悪く人気がないのが仏滅と赤口で、特に仏滅に関しては結婚式を挙げる人が少なく、結婚式費用を節約できます。
今は気にする人も減少しましたが、親世代は気にする人も多いので日取は確認してから決めるのがおすすめです。
人気の季節を避ける
結婚式で人気の月は5・10・11月です。一昔前は6月のジューンブライドも人気でしたが、梅雨時期で雨が降りやすいということもあるため現在は避けられがちです。
また、真冬の寒い時期や真夏の暑い時期もゲストのことを考えると避ける新郎新婦が多いようです。しかし人気月を避けて結婚式を挙げると、費用が安くなるところも多くあります。
少しでも安く挙げたいと考えるのであれば5・10・11月は避けましょう。
平日や夜の結婚式にする
結婚式は当然のことながら土日が人気です。また、時間帯で人気なのは日中の時間帯です。ゲストが平日でも大丈夫な人が多い場合は、平日に結婚式を挙げると結婚式費用も抑えられます。
また夜の結婚式、いわゆるナイトウェディングは遠方のゲストのことや二次会のことを考えると避けられがちです。
ナイトウェディングならではの演出もあるため、近間のゲストで集まるのであればナイトウェディングを検討してみても良いのではないでしょうか。
なるべく半年以内で申し込む
結婚式場の下見に行って結婚式を申し込む場合は、半年以内にすると費用が安い場合が多いです。結婚式を検討する人の多くは1年くらいの余裕を見ています。
そのため、半年以内に結婚式を挙げてもらえると、本来空きが出ていて売上ゼロのところが数十万~数百万円の売上をつくることができます。結婚式場としては安くしても空きは埋めたいのが本音なので、半年以内の結婚式は安くなりやすいということを覚えておきましょう。
結局人気シーズンを避けると結婚式費用の節約につながるということです。これを上手く活用した割引制度に、ゼクシィの花嫁割・ハナユメのハナユメ割があります。
結婚式を節約したいと考えるのは当然のことですが、ゲストに還元すべき料理や引き出物を節約しすぎると満足度が下がるので注意が必要です。
結婚式アイテムで節約をするのなら、映像や演出などゲストに直接渡らないもので行うべきと考えましょう。節約のしすぎは後悔にもつながります。
また、結婚式のアイテム以外にも日取や季節・土日を避けることなどによって結婚式を節約できることは覚えておいて損はないですよ。