親族のみや少人数で行う結婚式費用の相場やメリット・デメリットは?
意外と高額って本当?親族のみ・少人数で行う結婚式の費用相場
晩婚や新型コロナウイルスの影響もあって増加傾向にある少人数の結婚式。では、少人数で結婚式を行う場合、費用の相場はどれくらいなのでしょうか?
費用相場やメリット・デメリット、おすすめの演出など少人数の結婚式について解説します。
親族のみ・少人数で結婚式を挙げる人の割合
親族のみ・少人数のメリット・デメリット
親族のみ・少人数で結婚式を行う際のおすすめ演出
親族のみ・少人数の結婚式を依頼するなら
こちらの記事は以下のサイトを参考にしております
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。
親族のみ・少人数で行う結婚式の費用相場
少人数で行う結婚式の費用相場は、結婚式のスタイルによって変わってきます。
挙式のみ | 5~60万円 |
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挙式+会食 | 30~120万円 |
国内・海外リゾート | 50~500万円 |
以下で3つそれぞれを詳しく解説します。
挙式のみ
言うまでもなく、結婚式は挙式のみのプランが1番安いです。ただし、挙式のみに関しては人数が増えても減っても費用があまり変わらないということを覚えておきましょう。
挙式には教会式・神前式・人前式の3つのスタイルがあり、1番人気は教会式です。
以下、3つの挙式スタイルの平均費用になります(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べより)。
教会式 | 42.8万円 |
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神前式 | 28.5万円 |
人前式 | 34.9万円 |
平均額 | 36.2万円 |
1番高額なのは教会式で、結婚式場の教会で挙げると安く済み、独立した教会に依頼すると高額になる傾向があります。
一方で神社に出向いて行う神前式は安い傾向にあります。神前式は新婦が色打掛を着る場合高額になるので、衣裳に関しては気を配りましょう。
人前式は披露宴と一緒の会場で行うものは5~10万円と安いですが、教会などの挙式場を利用すると高額になります。
挙式のみを行う場合、当然ながらご祝儀は期待できません。もしかしたら親に援助してもらえるかもしれませんが、30~40万円程度の自己負担が生じるという認識を持ちましょう。
挙式+会食
挙式の時間はおおよそ30分。挙式だけで解散となってはなんとなく味気ないという人には、会食が付いたプランが用意されている結婚式場がほとんどなので利用しましょう。
費用相場に関しては結婚式場によって異なるため一概には言えませんが、おおよその目安としては以下のようになります。
新郎新婦+両家両親(6名) | 30~70万円 |
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新郎新婦+両家家族(10名程度) | 40~80万円 |
新郎新婦+両家家族・親族(20名程度) | 60~100万円 |
多くの結婚式場は、会食が1人増えることによって飲食代として15,000~20,000円程度費用が増加するという形をとっています。
よって会食の人数が10人増えることで15~20万円程度増えると見込んでおきましょう。会食を付けると、一般的にはご祝儀をもらうことができます。
ご祝儀を含めて考えると、挙式のみよりも挙式+会食にした方が自己負担費用も減少するかもしれません。
国内・海外リゾート
せっかく結婚式を挙げるのなら旅行も兼ねてリゾートにしたいと考える人も多いでしょう。最近では新型コロナウイルスの影響で海外リゾートは考えられませんが、国内リゾートであればGOTOトラベルも利用できます。
国内リゾートは沖縄、海外リゾートはハワイが人気です。国内リゾートの相場は旅費を含めて50万円~、海外リゾートは100万円~となります。
全体的な費用は一般的な披露宴よりも安く済みますが、ご祝儀を見込めないため自己負担費用は高額となることを頭に入れておきましょう。
結婚式はご祝儀ありきなところもあるため、少人数よりも大人数の方が自己負担額が低くなる場合もあります。しかし親族だともらえるご祝儀額も大きくなるため、もしかしたら自己負担ほぼなしで結婚式ができるかもしれません。
親族のみ・少人数で結婚式を挙げる人の割合
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べによると、結婚式の招待人数は年々減少傾向で、2014年は72.2人だったのが2020年には66.3人となっています。
40人未満での少人数での結婚式も、2014年で13.5%、2020年で19.6%となっていることから少人数の結婚式が人気になってきていることがわかります。
理由としては近年晩婚が進んでおり、新郎新婦が30歳以上ということも当たり前で、派手に結婚式をしたいという人が減少してきていることが挙げられます。
コロナの影響で結婚式はさらに少人数に?
新型コロナウイルスの影響で、結婚式を延期にしたり中止にしたりした人も多いと思います。結婚式場としてもコロナ対策として広い結婚式場を少人数で利用してもらったり、テーブルの最大人数を12人から8人に減らすなど様々な対応をしています。
新郎新婦・結婚式場の双方が密を避けようとする傾向があり、ゲスト数の減少傾向に拍車がかかっています。
現状で結婚式を考えている人は、少人数の結婚式と、通常通り多くのゲストを呼ぶ結婚式両方を考えながら進めている人が多いようです。このご時世なので少人数の結婚式を考えざるを得なくなってきているのかもしれませんね。
コロナの影響で結婚式は普通に挙げられる時期まで待つという人もいれば、少人数で対策を取って挙げるという人もいます。思い通りの結婚式が早く挙げられるようになると良いですね。
親族のみ・少人数のメリット・デメリット
では少人数で行う結婚式にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?以下でメリットを4つ、デメリットを3つ解説します。
- 結婚式特有のプレッシャーが少ない
- 事前に支払う結婚式費用が安い
- 人数が少ない分悩みも減り準備が楽
- ソーシャルディスタンスを取りやすい
結婚式に多くの人数を招待すると、挨拶や入場などの場面でどうしても緊張してしまって結婚式が終わるころにはクタクタになってしまいます。
しかし少人数の結婚式だと、気心を知れた人が多いため結婚式特有のプレッシャーに晒されることは確実に減ります。大人数の前に立つことが苦手な人には少人数の結婚式がおすすめです。
多くの結婚式場では、結婚式費用を結婚式当日の1~2週間前までに振り込まなければいけません。一般的な結婚式では金額は数百万円になりますが、人数が少なければ少ないほど事前に払う費用は安く済みます。
ただしクレジットカード決済がOKなところもあれば、結婚式後に振り込んでもOKという結婚式場もあるため、支払方法に関しては事前に結婚式場に確認を取っておきましょう。
人数が多いとどこに誰を配置するかのテーブルプランや盛り上がるための演出などに悩んでしましますが、少人数の結婚式だとすぐに決まって準備が楽になります。
また、親族のみの結婚式に関しては司会者を自分たちで行う場合が多く、司会者との打合せもなくなるため打合せ時間も一般的な結婚式より減ります。
新型コロナウイルスの影響で流行語になっているソーシャルディスタンス。大人数の場合はソーシャルディスタンスを取った結婚式は難しいですが、少人数だと簡単です。
特に歳を召した人が多い場合、結婚式がクラスターになるということは避けたいところ。少人数の結婚式の場合、新型コロナウイルス対策が取りやすいというのもメリットの1つです。
- ゲストが少ない分ご祝儀も少ない
- どこまで呼ぶかに迷うこともある
- 盛り上がりに欠けることもある
ゲストが少なければ、当然のことながらもらえるご祝儀も減少します。少人数の結婚式は全体的な費用を抑えられるものの、自己負担金額は増えてしまう可能性もあります。
結婚式を節約したいのであれば、ゲストを呼んで様々なアイテムを節約した方が自己負担は安く済むことは覚えておきましょう。
親族のみだとどこまでの親族を招待するのか、少人数では友人や職場の同僚・上司をどこまで呼ぶのか境目に迷ってしまう場合もあります。
招待したい人を際限なく招待できる通常の結婚式とは違い、どうしても招待したい人だけに絞らなければいけないところも少人数の結婚式のデメリットと言えます。
人数が少なければ少ないほど当然ながら結婚式の盛り上がりに欠けてしまいます。また、少人数とはいえアットホームにしすぎたり結婚式の演出をいくつか取り入れなければ単なる飲み会に近くなってしまうため、結婚式感覚を味わえなくなってしまいます。
そんなに盛り上がらなくても良いと思う人も多いかもしれませんが、少なからず結婚式の演出を取り入れて華やかなものにすることをおすすめします。
ペーパーアイテムや装飾の準備なども、大人数よりも少人数の方が楽になります。人数が少ない分、装飾・演出の規模も縮小できるのがメリットですが、物寂しくなる可能性もあります。
親族のみ・少人数で結婚式を行う際のおすすめ演出
親族のみなどの少人数で結婚式を行う場合、ゲストとの会話を楽しめる流れや演出を作りましょう。大人数の結婚式ではゲスト一人ひとりと話している余裕はありませんが、少人数であれば可能です。
少人数結婚式の流れ
- 挙式前に親族紹介
- 教会式または神前式または人前式
- 新郎新婦による挨拶
- 親族による乾杯の挨拶
- ケーキ入刀
- テーブルラウンド(挨拶回り)
- 新婦の両親への手紙
- 新郎父・新郎挨拶
少人数の結婚式では、お色直しを我慢する新婦が多いです。お色直しをしなくても後悔しないと言い切れるのであればしなくても良いでしょう。
少人数の結婚式で必要な演出は、ケーキの入刀くらいです。ウェディングケーキは人数に合わせた小さくて見やすいものを選ぶのがおすすめです。
1番時間をかけるところは、テーブルラウンドです。挨拶回りにゆっくり時間をかけることができるため、ゲストにも名前と顔を覚えてもらいやすくなるでしょう。
少人数結婚式でおすすめの演出
ウェディングケーキ入刀後に行う演出として新郎新婦がケーキを食べさせ合うファーストバイトは定番となっています。
しかし少人数の結婚式では両親も前に出てきやすいため、両親に感謝の気持ちを込めて新郎新婦がケーキを食べさせてあげるサンクスバイトや、両親からの旅立ちの意味を込めて新郎新婦が食べさせてもらうラストバイトを行うのもおすすめです。
大人数の結婚式でもそれぞれのゲストに引出物を分ける人はいますが、手間と時間がかかります。しかし少人数の結婚式だと近しい人が多く、引出物選びにもあまり時間がかかりません。
それぞれのゲストのために選んだ引出物は、披露宴終了後にプチギフトと一緒に手渡ししてあげることがおすすめです。
テーブルラウンドをするときに、結婚式の衣裳を着ながらずっと立ち話をしているのは少し疲れます。各テーブルに新郎新婦用の席を用意しておけば、よりゲストとの距離を縮めて会話することができるでしょう。
ただし、1つのテーブルにあまり長居すると時間があっという間に過ぎ去ってしまい他のテーブルを回れなくなるかもしれないので、時間はある程度決めておきましょう。
大人数の結婚式よりも1つ1つの演出に時間をかけられるところも少人数の結婚式の強みです。通常の結婚式演出に関しては、以下の記事に詳細をまとめてあるので参考にしてください。
少人数の結婚式は雰囲気もアットホームなため、アットホームな演出が好まれます。ゲストとの会話も1人1人と時間を長く持てるというのもポイントです。
親族のみ・少人数の結婚式を依頼するなら
では少人数で結婚式を行う場合、どこに相談すれば良いのでしょうか?少人数で結婚式を挙げるのにおすすめなのは以下の3つです。
小さな結婚式
小さな結婚式はその名の通り少人数専門の結婚式です。挙式のみであれば6万7,000円~、挙式+会食も15万円程度~行うことができ、相場よりもリーズナブルに少人数の結婚式を挙げることが可能です。
また、全国各地に挙式会場を所有していて住んでいるところの近くにもある可能性が高く便利です。ただ、チャペルが多くて神前式は難しいことや、会場が駅ビルに入っていることも多く結婚式感を味わいにくい点はマイナス材料です。
マイナビウエディング
マイナビウエディングでは結婚式場を探す際に、こだわり条件から少人数(30名以下)を選択することが可能です。
また、マイナビウエディングからブライダルフェアを予約して結婚式場と成約すると他の結婚式相談カウンターよりも多くの特典をもらうことができます。
マイナビウエディングから結婚式を成約すると限定特典もついてきて結婚式をお得に挙げることができるので、少人数の結婚式が安くできる結婚式場を探しているのならマイナビウエディングがおすすめです。
今はどの結婚式サイトでも少人数の結婚式プランを用意しているため、比較検討しながら結婚式場を決めていきましょう。
新型コロナウイルスの影響で少人数で結婚式を行う人が増えてきています。メリットは、結婚式費用が抑えられることやゲストとの距離が近く結婚式特有のプレッシャーがかからないことが挙げられます。
ただし、ご祝儀の額はゲストが少ない分減少してしまうので、結婚式費用が減っても自己負担金額が増えてしまうケースも多くあるので注意しましょう。
結婚式は例え少人数であっても挙げて後悔するものではないので、挙げられる時に挙げておくことをおすすめします。