挙式スタイルに迷う人必見!違いや選び方を解説
挙式スタイルは何種類ある?違いや迷う場合の選び方
結婚式を挙げる人は、挙式スタイルに迷っている人も多いと思います。では、挙式スタイルにはどんな種類があって、それぞれの特徴はどのようになっているのでしょうか?
挙式スタイルの違いやそれぞれのメリット・デメリットなど、迷う場合の選び方について解説します。
挙式スタイルの定番!教会式のメリット・デメリット
自由な挙式スタイル!人前式のメリット・デメリット
格式高い挙式スタイル!神前式のメリット・デメリット
何を重視するかで決まる!挙式スタイルの選び方
こちらの記事は以下のサイトを参考にしております
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。
挙式スタイルは主に3種類!違いは?1番人気は?
挙式スタイルには教会式・神前式・人前式の主に3つの種類があります。中でも人気なのが教会式で実施率が51.7%、次いで人前式の28.5%、3番目が神前式の17.4%となっており、もらうと嬉しいと感じる女性が多いことがわかります。
こちらは全国のデータなのですが、西日本は人前式が人気で四国に至っては教会式よりも人前式が人気という結果になっています。
対して、東北地方は神前式が人気で青森・岩手・秋田では30%以上が神前式を実施しています。それだけ地域によって挙式に対しての人気度が違うということですね。
仏前式は人気が低い
挙式スタイルの4つ目として仏前式がありますが、実施している新郎新婦は1%とほとんどいません。仏前式の特徴は、新婦は白無垢で新郎は黒の紋付き袴を着用して、信仰宗教のお寺で仏様とご先祖様に契りを誓うというもの。
神前式との違いは、神社ではなくお寺で行われるということ、衣裳が決められていること、熱心な仏教徒でないと執り行えないこと、親族のみしか出席しないことなどが挙げられます。
新郎側の家柄がよほど仏教に熱心であれば仏前式の可能性もありますが、そうでなければ仏前式を挙げる可能性はほぼないでしょう。
たとえクリスチャンではなくても、教会式を挙式スタイルとして選ぶ新郎新婦が多いです。それだけ女性がバージンロードへの憧れを強く持っていると言えるでしょう。
挙式スタイルの定番!教会式のメリット・デメリット
教会式は実施率が50%以上を占めており、人気が1番高いです。挙式で憧れのバージンロードを父親と歩きたい、母親にベールダウンをしてもらいたい、という女性も多い結果と言えるでしょう。
最近では親族以外にも披露宴に列席するゲスト全員を招待する教会式が一般的です。また、最近の流れはゲストの移動負担なども考慮して披露宴会場に併設してあるチャペルでそのまま挙式を行う人が大半です。
ゲストによっては教会式を見すぎて飽きてきている人も多くなってきているため、挙式のゲストを親族のみに絞るのもありです。
メリットは様々な憧れを叶えられること
演出として人気のブーケトスやフラワーシャワーも、チャペルがあってこそです。その他にも教会式で行う人気の演出は、バルーンリリースやバブルシャワーなど様々です。
挙式の雰囲気を厳かにしたいのであれば生演奏を取り入れたり、賛美歌をゴスペルにお願いしたりするのも人気があります。
このようにテレビドラマでも出てきそうなTHE結婚式を叶えられるのが教会式のメリットと言えます。
デメリットは牧師がバイトの場合もあること
結婚式場に併設しているチャペルの場合、ほとんどが偽物の牧師さんが挙式を担当します。結婚式場のアルバイトでわざわざ牧師の格好をして頑張っていて、日本語もペラペラな牧師さんが多いです。
少し冷めるし雰囲気に欠ける、という場合は併設チャペルではなく教会で挙式をすることも考えましょう。
しかしカトリックの場合は新郎新婦のどちらかまたは両方が信者でなければ挙式ができないため、注意が必要です。一方でプロテスタントの場合は、信者でなくても挙式はできるのでよく確認をしておきましょう。
余談ですが、挙式場に敷かれているバージンロードはなんとなく赤いイメージを持っている人は多いと思いますが、赤いバージンロードはカトリックです。
プロテスタントは白いバージンロードなので、今の挙式は白いバージンロードを多く見かけます。定番や人気の挙式スタイルが変わりつつあるということですね。
どちらかというと女性の憧れが詰まった教会式は、新婦のためにあると言っても過言ではないでしょう。挙式スタイルとして定番なので、見たことがある人も1番多いです。
自由な挙式スタイル!人前式のメリット・デメリット
教会式や神前式は神様に誓いますが、人前式はゲストに誓う挙式スタイルです。よって人前式の場合はゲスト全員に証人になってもらうのが一般的な流れです。
新郎新婦おふたりだけでなく、ゲストも参加できる演出も多く存在していて、人前式の挙式スタイルは自由で様々です。決まりもなく宗教に縛られることもないため、最も現代風な挙式スタイルと言えるでしょう。
人前式は厳かな雰囲気ではなく楽しい雰囲気で行うことが多いのが特徴であるため、面白いことが好きだったりわきあいあいとするのが好きな新郎新婦に人気です。
メリットは自分たちで流れを決められること
誓いの言葉や演出、人前式の流れは何から何まで自分たちで決められます。場所に関してもチャペルや神殿などを問わず、どこでもできるというのも人前式の強みです。
挙式スタイルとしてゲストが証人になってもらう方法も、ゲスト全員に手形を押してもらったり、サインしてもらったり、ベルを鳴らしたり様々です。
誓いの言葉についても友人に任せたり、自分たちで考えたものをそのまま2人で発表したり、人前式はありとあらゆる流れで自由な挙式スタイルです。
デメリットはグダグダになるかもしれないこと
人前式の注意点は、自由すぎるがために流れがグダグダになってしまうことです。せっかくの結婚式なので、その場の雰囲気というものはもちろん大切になってきます。
ゲストに楽しんでもらうことに重きを置きすぎて挙式の雰囲気が壊れてしまわないように注意してください。
筆者も人前式に参加した時に、新郎友人が悪ふざけをしたために雰囲気が壊れてゲストがしらけ気味になったことがありました。人前式を行う場合であっても、司会者はプロにお願いすることをおすすめします。
また、人前式は両親世代にあまり知られていない挙式スタイルなので、事前に了承を得ておくことも大切です。
形式ばりたくない、堅苦しくない方が良いと考える新郎新婦に人前式は人気です。ゲスト参加型のスタイルが多いので、ゲストも新鮮で楽しんでくれることも多いです。
格式高い挙式スタイル!神前式のメリット・デメリット
神前式に参加したことがないから挙式のイメージが湧かない、雰囲気が圧倒的なことから堅苦しいイメージがあるという人も多いでしょう。
また、神殿が併設されてある結婚式場にも限りがあることから、わざわざ神社に行ってまで挙げるのが面倒に感じてしまう人も多いようです。
しかし最近は挙式で和服を着たいと考える新郎新婦も多く、少しずつ神前式の人気は回復傾向にあります。神前式は日本の文化なので、見たことがない人はブライダルフェアの模擬挙式などで見てみると流れもつかみやすいです。
メリットは圧倒的な雰囲気の中で和服が着られること
ウェディングドレスでバージンロードを歩くことに憧れる女性も多いですが、白無垢や色打掛なども結婚式でないと着る機会はなく、着てみたいと考える女性も多いです。
中でも色打掛は種類がいくつもあり、華やかでゴージャスであるため人気があります。
また、神前式の雰囲気は荘厳で圧倒的であり、挙げた人にしかわからない感動があります。琴や太鼓の演奏がついているところもあり、雰囲気のすごさをより一層加速させます。
デメリットは収容人数に限りがあること
神前式を行う場合、神社や披露宴会場に併設してある神殿で挙式を行うことが流れとして一般的で、収容人数に制限があるところが多いです。
神前式の収容人数の目安として40名程度だということを覚えておきましょう。
神前式は一応友人も参加できますが、親族だけで埋まってしまうと思っていた方が良いでしょう。ゲストの中でも神前式を見たことがない人が多いのも、収容人数に限りがあるためと言えます。
和服が着たいということも叶えられますが、儀式の重みは神前式ならではです。三々九度で交わす結婚の誓いは、一生忘れることはできないでしょう。
何を重視するかで決まる!挙式スタイルの選び方
挙式スタイルは、自分たちが何を重視するかで決まります。例えば予算を重視する場合、挙式スタイルごとの平均費用は以下のようになります。
教会式 | 人前式 | 神前式 |
---|---|---|
平均42.8万円 | 平均34.9万円 | 平均28.5万円 |
独立した教会は高額 | 宴内人前式は安い | 色打掛にすると衣裳代が高額 |
教会式が1番高額となっていますが、結婚式場に併設されたチャペルで行うと安く、独立した教会で行うと高額な傾向にあります。
神前式は安く見えますが、衣裳を色打掛にするとその分高額になると考えておきましょう。人前式に関しては、チャペルなどを使わず宴内で行うと5~10万円で済む場合もあります。
人気よりも自分たちの憧れを重視
挙式スタイルに関しては、人気よりも自分たちの憧れを最優先しましょう。特に女性は挙式スタイルに対しての憧れが強い傾向にあります。
「バージンロードを歩きたい」「色打掛を着たい」「誓いの言葉を2人で考えたい」など、挙式で叶えたい憧れは様々だと思いうので、その憧れのうち1番強いものを選ぶと良いでしょう。
結婚式は新郎新婦が主役なので、この時ばかりは自分たちのやりたいことを優先してください。
挙式スタイルはどれか1つを選ばなければいけないため大変ですが、憧れを優先すればどれを選んでも後悔はないです。どの挙式スタイルにも、それぞれの良さがあります。
挙式スタイルに関してはどれをとってもメリットとデメリットは存在するので、デメリットが気にならない挙式スタイルを選びましょう。
また、結婚式は自分たちが主役の場です。人気があるというよりも以前から憧れていた挙式スタイルを選ぶのが1番です。
どの挙式スタイルを選んでもきっと後悔することはないと思うので、おふたりらしい挙式にしてもらえれば周囲も喜んでくれるでしょう。