結婚式の引き出物はいらない!?なしにする場合の注意点
結婚式の引き出物はなしで良い?ゲストがいらないと思う理由
引き出物は荷物になるしあっても困るものが多いからゲストにとってもいらないのではないか、と考えたことはないでしょうか?
では、結婚式の引き出物はなしにする選択肢はありなのでしょうか?結婚式の引き出物の必要性や喜ばれるものについて解説します。
結婚式でいらないと思われる引き出物の種類
荷物になると感じる引き出物は宅配サービスを
結婚式の引き出物をなしにする場合の注意点
結婚式でゲストに喜ばれる引き出物はなに?
こちらの記事は以下のサイトを参考にしております
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ
2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。
意外と高額!?結婚式の引き出物の価格
引き出物の平均額は1人当たり6,100円と、意外と高額だということがわかります。
仮にゲストが50人でも30万円以上が結婚式費用として上乗せされるため、軽視はできない金額だと言えるでしょう。
引き出物を渡す意味
結婚式で引き出物を渡すのは、基本的に参加してくれたゲストへのおもてなしや感謝をこめてという意味があり、ご祝儀をもらった還元という考えもあります。
また、引き出物・引菓子・縁起物の3点を入れることが多いことからも、幸せを分けてあげるという意味もこめられています。
引き出物がいらないと言っても、大切な文化や意味を壊してしまうのはマナーとしていかがなものか、と考える人がいるということもまた忘れてはいけないでしょう。
引き出物をいらないと感じている割合
アンケートによると、引き出物をいらないと感じているゲストの割合は65.3%と、半数以上が引き出物の存在について疑問に思っています。
中でも多かった意見としては、引き出物はなくなっても良いからご祝儀の相場が減ってほしいという意見です。
ご祝儀として30,000円を包むのは抵抗があるゲストも多く、ご祝儀制の結婚式は参加しにくいと考える人もいます。
結婚式のおもてなしとして配られる引き出物ですが、そのせいでゲストの負担が増えているのなら本末転倒だとも言えるでしょう。
引き出物は種類によってはゲストにとって迷惑になってしまう場合もあります。では、ゲストがいらないと思う引き出物には何があるでしょうか?
結婚式でいらないと思われる引き出物の種類
ゲストにとっていらないと思われる可能性が高い引き出物は、以下の3種類があります。
カタログギフトは結婚式の引き出物として定番で、もらったことがある人も多いと思います。
しかし明らかに安いカタログギフトだと、選べるものも少なく結局選ばないまま捨ててしまう人も。3,000円以下の安すぎるカタログギフトはすぐにバレてしまうので注意が必要です。
食器はシンプルなものだと使う機会があるかもしれませんが、余計な柄が入っていたりハート型のものなどはもらっても困ってしまいます。
また、食器が不人気な理由の1つとして荷物になってしまって重たいからということもあります。
タオルは普段の生活で使うから喜ばれると思われがちですが、たくさん持っている人が多くタンスの肥やしになってしまう人も多いです。
また、タオルは軽くてもかさ張ることから、意外と荷物になってしまうと嫌う人もいます。
ちなみに贈る引き出物ランキングでも1位がカタログギフト、2位が食器、3位がタオルとなっています。これでは引き出物として何が相応しいのかわからなくなってしまいますね。
荷物になると感じる引き出物は宅配サービスを
食器やタオルなどは帰る時の荷物になってしまうため、嫌う人が多いということがわかりました。しかし荷物になるということを解消してくれるのが引き出物の宅配サービスです。
結婚式の後日に各ゲスト宅に送られることになっているため、遠方のゲストでも荷物になるものやかさ張るものを気軽に選ぶことができます。
結婚式場の引き出物は割高
ご存知の人も多いかもしれませんが、結婚式場はほとんどのアイテムに中間マージンが発生しているため、引き出物も当然ながら割高です。
もし結婚式場からの特典として引き出物の割引きがあり、安く済んでいる場合は結婚式場の引き出物カタログから選んでも良いかもしれませんが、割引きがないのであれば結婚式場に依頼しない方が良いでしょう。
宅配だから持ち込み料も無料
通常だと引き出物を自分で用意して結婚式場に持って行くと、その保管料として持ち込み料が発生する可能性が高いです。
しかし宅配サービスを使う場合は結婚式場に持ち込むわけではないため、結婚式場としては持ち込み料を徴収することはできません。
新郎新婦にとってもゲストにとってもメリットが多いため、引き出物の宅配サービスは人気が出てきています。
引き出物の宅配サービスについては、以下の記事で詳細をまとめてあります。
もし引き出物をありにする場合は、宅配サービスを積極的に使いましょう。では、引き出物をなしにする場合はどんなことに注意をしたら良いのでしょうか?
結婚式の引き出物をなしにする場合の注意点
もし引き出物は必要ないと判断してなしにする場合は、以下の2つは最低限守るようにしましょう。
ご祝儀制はやめて会費制にする
引き出物をなしにする場合、ゲストに還元するものが引菓子とプチギフトしかなくなります。1人当たり6,100円が引き出物の相場なので、ご祝儀相場から差し引いた金額を会費として設定するのが親切です。
つまり24,000~25,000円を会費として設定してあげて、引き出物を用意しないということであればゲストとしても納得がしやすいでしょう。
ご祝儀制と会費制の違いについては、以下の記事に詳細をまとめてあります。
両家両親にも必ず相談する
若い世代以外は、まだまだ引き出物が必要だと考える人も多いです。そのため両家両親には事前に相談し、了承を得ておくことをおすすめします。
今は新郎新婦おふたりに任せるという親も増えていますが、浸透していない文化を取り入れることに抵抗がある人が多いのも事実です。
北海道など地域によっては引き出物を用意せずに会費制にすることが当たり前のところもあります。引き出物を用意する場合は、ゲストが喜ぶものをチョイスしましょう。
結婚式でゲストに喜ばれる引き出物はなに?
ゲストが喜ぶ引き出物は、以下の2つが代表的となっています。
カタログギフトの金額については、5,000円以上に設定してあげると選ぶものも多く、ゲストの満足度も高くなる傾向にあります。
また、引き出物はみんなに同じものを上げるという決まりはありません。性別や年齢に応じて引き出物の贈り分けをしてあげることで満足度も高くなります。
贈り分けにこだわる新郎新婦は、一人ひとりに合わせたギフトを選んでいます。
結婚式の引き出物はケチるならなしの方が良い
結婚式に参加するとたまにあるのが、引き出物をケチっていることがバレバレだということです。
少しでも結婚式の自己負担金額を抑えたいという気持ちはわかるのですが、ゲストに還元する料理や引き出物で節約する失礼に当たるのでやめておきましょう。
結婚式に参加したことが多いゲストは、結婚式を見る目に長けていてケチるとバレてしまう可能性が高いです。
ゲストのご祝儀で黒字化させようというズルい考えはやめておきましょう。結婚式をケチりすぎるとその後の人間関係にも影響する場合があります。
結婚式の引き出物は、もらっても困るものや荷物になるものが多いことからいらないと考えている人も多いです。
もし遠方からのゲストが多い場合は、引き出物の宅配サービスを使うなどの工夫をしましょう。
引き出物をなしにする選択は少し難しいかもしれませんが、ゲストが満足できる引き出物をチョイスすることは可能なので、手間を惜しまずに選びましょう。