結婚式の会費制とご祝儀制の違いは?メリットやデメリットを解説

結婚式の会費制とご祝儀制の違い!メリット・デメリットは?

結婚式にはご祝儀制と会費制があり、その特徴やマナーについても違いがあります。多くの地域ではご祝儀制の結婚式が一般的ですが、会費制にするメリットはどこにあるのでしょうか?

ご祝儀制と会費制の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて徹底解説します。

※北海道・青森の会費制結婚式のスタイルとは異なります。この記事では北海道・青森以外の会費制結婚式について解説しています。

この記事の目次

こちらの記事は以下のサイトを参考にしております
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ


この記事を書いた人
杉崎真

2019年9月に結婚。2017年からウェディング事業のスタートアップ企業をお手伝いし、ウェディングプランナーの仕事も兼ねる。正しい結婚式の情報をお届け。

結婚式はご祝儀制?会費制?実施している割合や違い

結婚式でご祝儀制を選択している新郎新婦の割合は81.3%、会費制を選択している新郎新婦の割合は6.6%となっています。

ちなみに会費制が当たり前な北海道ではご祝儀制が10.3%、会費制が79.0%です。青森県ではご祝儀制が16.3%、会費制が77.6%という結果となっています。

北海道・青森では会費制が当たり前ですが、結婚式の金額自体が他の地域よりも安いため、会費制でもクオリティを落とさずに結婚式をすることができます。

よって北海道・青森は他の地域の会費制結婚式とはスタイルが異なるため、この記事内では度外視させていただきます。

ご祝儀制の特徴

ご祝儀制の結婚式の特徴は、ゲストの気持ち分だけお金を包んでもらうというものです。ご祝儀の金額相場は、以下のように友人で3万円など相場が決まっています。

友人 3.0万円
上司 4.0万円
親族 6.9万円
恩師 3.8万円

しかし相場が決まっていても、本当はお金を包まなくても結婚式には参加できるというのがご祝儀制です。

ただ結婚式に来てほしいという面目でゲストを招待しているに過ぎないので、例えご祝儀が1万円でも、最悪の場合なしでも文句は言えないというのが本当のところです。

会費制の特徴

一方で会費制結婚式の特徴は、新郎新婦がゲストに対しての結婚式の参加費を決めるというものです。

会費は1~2万円の間で設定するのが一般的で、ご祝儀制とは違って招待状にも会費を記載するため、ゲストはその会費を必ず支払わなければいけません。

しかしご祝儀制は多くの人が3万円以上を包んでくれるので、ゲストから集まるお金は会費制の方が少なくなるのが一般的です。

会費制結婚式の多くは、1.5次会と混同されがちですが微妙に違うと言えます。1.5次会についての詳細は、以下の記事にまとめてあるので参考にしてください。


大きな違いはゲストの金銭的負担

ご祝儀制と会費制の大きな違いはゲストの金銭的負担だと言えます。ご祝儀制と会費制では、ゲストが支払う金額差が1万円以上となるのが一般的です。

ご祝儀制にして3万円以上包んでもらうのが申し訳ないと感じる場合には、会費制の導入を検討してみても良いでしょう。

杉崎真

ご祝儀貧乏という言葉もあるほど、ゲストにとっても結婚式のご祝儀は負担になります。もちろんご祝儀制と会費制の双方にメリット・デメリットは存在します。


結婚式をご祝儀制にするメリット・デメリット

では、結婚式をご祝儀制にすることによって生じるメリット・デメリットには何があるでしょうか?

ご祝儀制結婚式のメリット

ご祝儀制結婚式の大きなメリットは、お金が集まりやすいために豪華な結婚式を挙げやすいということです。

ゲストに還元される料理や引出物などを豪華にすることも可能ですし、衣裳や会場装飾にもこだわって結婚式を挙げることができます。

もちろん自己負担しなければいけないお金は発生しますが、会費制と比べても予算以上に結婚式を豪華にできます。

ご祝儀制結婚式のデメリット

ご祝儀制結婚式のデメリットとしては、ゲストの金銭的負担が多くなってしまうことと、お金の集まり方がわからないことが挙げられます。

会費制と比較するとゲストの金銭的負担は一般的に1万円以上大きくなってしまい、参加をためらうゲストもいるでしょう。また、新郎新婦も気が引けて招待しにくくなってしまう一面もあります。

また、ご祝儀制は誰がどのくらいのお金を包んでくれるか結婚式当日までわからず、あらかじめ合計金額を計算できないこともデメリットの1つです。

つまり自己負担金額が結婚式当日になるまで判明することがありません。

結婚式の自己負担額についての詳細は、以下の記事にまとめてあるので参考にしてください。


杉崎真

予想以上にご祝儀を多くもらってしまい、結婚式が黒字になるという例も珍しくはありません。しかし予想以上に少ない場合もあるので、ご祝儀を当てにしすぎるのはおすすめしません。


結婚式を会費制にするメリット・デメリット

ご祝儀制と違いあまり馴染みがない会費制結婚式ですが、メリット・デメリットとしては以下のものが考えられます。

会費制結婚式のメリット

会費制結婚式のメリットとしては、ゲストの金銭的負担が小さく、集まるお金の合計も明確で予算通りの結婚式を挙げることも可能ということが挙げられます。

また、集める会費を少なくすることでよりカジュアルな結婚式もしやすくなり、ゲストも気軽に参加できる結婚式の形を実現できます。

料理に関しても会費を安くしてビュッフェ形式にしたり、引出物をなくして引菓子のみにするなど、様々な工夫が見られます。

会費制結婚式のデメリット

会費制結婚式のデメリットは、結婚式の歴史を重んじる人には理解をされにくいことや、ゲストがマナーに戸惑ってしまうことが挙げられます。

昔からの結婚式を経験している人は、「結婚式はこうあるべき」と考える人も少なからずいて、カジュアルな結婚式に抵抗がある人もいます。

また、会費制結婚式に参加したことがないゲストに関してはお金の渡し方や服装などのマナーに戸惑ってしまうこともあるでしょう。

杉崎真

会費制結婚式を挙げるのであれば、新郎新婦もマナーについて理解しておかなければなりません。以下では、会費制結婚式のマナーについて解説していきます。


会費制結婚式でのご祝儀をもらうことはある?

会費制結婚式では、基本的にゲストからご祝儀をもらうことはありません。また、招待状に「ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」などの言葉を添えてあげるのが一般的です。

ただし、余程仲の良い友人や親族に関しては会費の他にご祝儀を用意してくれている場合もあります。

もしご祝儀をもらうようなことがあれば、後日内祝いとしてお返しを必ず贈るようにしましょう。お返しの相場はご祝儀額の3~5割です。

ゲストが会費を払う場合はご祝儀袋に入れない

会費制結婚式でゲストが会費を用意する場合、基本的にご祝儀袋は用意しません。会費は受付が数えなければいけないものなので、ご祝儀袋を開ける工程が受付に手間になってしまいます。

会費は財布から直接出すか、封筒に入れて渡すのがゲストマナーとなっています。会費制が一般的ではない地域では、ご祝儀袋の用意不要などの記載が招待状にあると安心です。

杉崎真

会費の他にご祝儀を包めば、ゲストの金銭的負担はご祝儀制と変わらなくなってしまいます。ゲストの負担を軽減させたいと考えている人は、ご祝儀が必要ない旨をハッキリさせておくことが重要です。


会費制結婚式でのゲストの服装は指定した方が良い?

会費制結婚式は、ご祝儀制の結婚式と同じ服装で行われるのが一般的です。つまり男性ゲストはスーツで、女性ゲストはドレスでの参加となります。

しかしよりカジュアルな結婚式にしたいのであれば、ドレスコードを設けてゲストの衣裳を指定するのもありです。

どちらが良いということはありませんが、ゲストの年齢層などを考えてドレスコードの有無を考えるのが良いでしょう。

会費制の場合は必要なことを招待状に記載

会費制結婚式に馴染みがあってもなくても、必要なことは招待状に記載しておくことがゲストへのマナーといえます。

以下は会費制結婚式をするときに送る招待状の文章例です。

拝啓 〇〇の候 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび私共両名は 結婚するはこびとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆様に結婚のご報告もかねて
心ばかりの披露パーティーを開くことといたしました
ご多用中まことに恐縮ですが ご出席いただけますようご案内申し上げます
なお 当日は会費制とさせていただきましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます


ゲストの皆様にリラックスして結婚式を楽しんでもらうために
当日は平服でお越しくださいますようお願い申し上げます
   敬具

日時 20○○年○月○日(○曜日)
   受付:○時○分より 開始:○時○分より
場所 ○○○○
   住所 ○○○○
   電話 ○○-○○-○○
会費 ○○,○○○円 ※お包みは不要です

なお 誠に勝手ながら ご都合のお返事を○月○日までに
お知らせいただきますようお願い申し上げます

また、ドレスコードをありにする場合は招待状に記載するだけでなく、別で付箋を用意してあげるとより親切です。

画像引用:ゼクシィ

よりカジュアルな会費制結婚式では招待状に紙を使わずにWEB上で招待状を出したりします。WEB招待状の場合でも、必要事項は必ず記載するようにしましょう。

杉崎真

カジュアルにしすぎると単なる飲み会と変わらなくなってしまうので、結婚式というメリハリを上手くつけるのが会費制のポイントです。


自分たちやゲストに合わせてスタイルを選ぼう!

結婚式をご祝儀制にするか会費制にするかは自分たちがどんな結婚式スタイルにしたいのか、ゲストはどんな結婚式スタイルを望むのかの両側面を考えて選ぶと良いでしょう。

最近では、ご祝儀制は新郎新婦やゲストの金銭的負担が大きいことから、会費制の結婚式を取り入れている新郎新婦が全国でも増えてきています。

どちらにもメリット・デメリットは存在しますし、両家親族のことを考えなければいけないのも結婚式の特徴なので、よく話し合ってみると良いでしょう。