1.5次会の費用相場を解説!会費制で安いって本当?
1.5次会は会費制で安い?費用相場を徹底解説
結婚式の新しいスタイルとして取り入れられている1.5次会ですが、披露宴との違いは何なのでしょうか?
1.5次会の特徴を始め、費用相場や会費について解説します。
2020年3月に結婚した卒花嫁。2016年から3年間のウェディングプランナー経験があり、結婚式も経験しているためウェディング事情に詳しい。
1.5次会と披露宴の違いは会費制とご祝儀制?
披露宴ほどフォーマルなものではなく、二次会ほどカジュアルではない中間時点が1.5次会だと言われています。別名お披露目パーティーやパーティー婚などとも言われており、パーティー感が強いのも特徴です。
披露宴と1.5次会の違いを会費制かご祝儀制で分ける人もいますが、厳密には違っていて披露宴でも会費制は存在しますし、1.5次会でもご祝儀制は存在します。
以下に披露宴と1.5次会の違いをまとめました。
披露宴 | 1.5次会 | |
ゲストからのお金 | ご祝儀制が多い | 会費制が多い |
料理 | 着席フルコース | ビュッフェが多い |
会場 | ホテル・ゲストハウス・専門式場が多い | レストランが多い |
ゲストの服装 | セミフォーマル | 平服などのカジュアルなドレスコードがある場合も |
流れ | スピーチや演出などしっかり目 | 主賓スピーチやお色直しは削ることが多い |
比較してみてわかるように、1.5次会は披露宴よりも簡易的な結婚式と言えるでしょう。
海外で挙式をしてきた新郎新婦や、少人数・親族のみで挙式をした新郎新婦が友人や同僚にお互いのパートナーを紹介するために開催するケースが多いです。
カジュアル感が人気
披露宴といえば緊張感があり雰囲気は荘厳な感じがして、主役感がありすぎて恥ずかしいという新郎新婦も多くいます。
これに対して1.5次会はカジュアルにみんなと楽しむことができ、披露宴特有の緊張感や堅苦しさをなくすことができます。
もし結婚式に恥ずかしさがあって挙げたくないという場合は、1.5次会のようにカジュアルにすると結婚式も挙げやすくなると言えるでしょう。
1.5次会は結婚式の形として主流ではないので、実施するなら両家両親に必ず相談して許可をもらうようにしましょう。
1.5次会の費用を解説!予算はいくらくらい?
1.5次会にかかる費用はゲスト人数や結婚式スタイルによって異なり、費用相場としては50万円以上だと言われています。
一方で、ゲストの会費相場は10,000~20,000円が相場だと言われています。もしゲスト人数が50名で会費を10,000円とした場合、1.5次会費用は会費合計50万円+αとなります。
この+αが自己負担額となり、1.5次会をどれだけ豪華にするかによって変わってくると言えるでしょう。
自己負担額を0円にすることは可能?
1.5次会で会費を少し高く設定して、新郎新婦の自己負担を0円にすることももちろん可能です。しかし自己負担を0円に近づけるほど、ゲストの会費が圧迫されてしまい満足度が下がってしまいます。
無理に会費内で収めようとするのではなく、会費はあくまで飲食代と会場代分だと割り切ることで、ゲストからの満足度も高まるでしょう。
いくらカジュアルな1.5次会と言っても、自己負担額として少なくとも10万円以上は覚悟しておきたいところです。
多くの結婚式場がパッケージプランを採用
1.5次会に関しては、多くの結婚式場で料理・衣裳・装花・ヘアメイク・司会者などを含めたパッケージプランを用意しています。
例えばマイナビウエディングの場合、会費・費用・自己負担額・付属アイテムが一目見てわかるようになってます。
掲載されているのはレストランがほとんどですが、1.5次会をするならキャンペーンの対象にもなるマイナビウエディングから会場を選ぶのがおすすめです。
披露宴の費用は平均で350万円以上、自己負担額は平均で130万円以上なので、1.5次会の費用や自己負担額がいかに少ないかわかりますね。
1.5次会の会費はいくらに設定すれば良い?
先述しましたが、1.5次会の会費相場は10,000~15,000円程度にするのが一般的です。ただし料理のスタイルによって会費相場も異なるので、以下の表を目安に会費を決定すると良いでしょう。
立食ビュッフェ | 7,000~8,000円 |
---|---|
着席ビュッフェ | 8,000~10,000円 |
着席大皿コース | 10,000~13,000円 |
着席個別コース | 13,000~18,000円 |
料理にこだわりたいのであれば、着席で個別に提供してくれるフルコースにすることをおすすめします。披露宴さながらの料理が出てきてゲストの満足度も高まります。
ゲストの金銭的負担を軽減してあげることに重きを置くのなら、ビュッフェにしても良いでしょう。立食はゲストも疲れてしまうのであまりおすすめはしません。
会費制の場合ご祝儀はもらえる?
1.5次会を会費制にした場合、当然ながらご祝儀は期待できません。よほど仲の良い友人や親族は会費と別にご祝儀を包んでくれるかもしれませんが、期待はしないでおきましょう。
ただし会費制にしている分、引出物やお車代なども出す必要はありません。ゲストも新郎新婦も、人によっては余計だと考えられるお金が生じないのも1.5次会のメリットです。
会費制とご祝儀制の違いについては、以下の記事で詳細をまとめてあります。
若い世代が集まるだけなら1.5次会の方が気軽で良いかもしれません。しかし上司や親族が来る場合は1.5次会だと物足りなく感じてしまう可能性もあるため、ゲストによってスタイルを検討しましょう。
1.5次会をする場合の挙式の有無はどうする?
1.5次会を実施している新郎新婦の多くが、挙式に関しては別で行っています。
元々1.5次会は、海外挙式・親族のみの挙式をした人がお互いのパートナーをお披露目するために開くパーティーです。
宴内人前式もできる
もし1.5次会と挙式を一緒に済ませたいという新郎新婦は、宴内人前式ができる会場も多いです。宴内人前式とは、披露宴会場で人前式を行うというものです。
チャペルや神殿などの挙式会場を利用しないため、大幅にコストカットができます。また、披露宴会場ということもあってゲスト参加型の挙式ができることもメリットです。
1.5次会を実施する場合は、例え挙式が終わっていたとしても宴内人前式を検討してみても良いのではないでしょうか。
挙式を別でしたい場合の費用
挙式は教会や神社などの別な場所でしたい場合には完全に別費用となるので注意が必要です。
挙式の平均額は36.2万円となっており、中でも教会を貸し切ってのキリスト教式は40万円以上が相場となっています。
また、海外挙式をしたい場合は旅費などすべてを含めて80万円以上は見込んでおきましょう。
挙式はこだわる人とこだわらない人で両極端です。もしこだわらないというのであれば、1.5次会の中で宴内人前式をするのがおすすめです。
1.5次会のスタイルは新郎新婦によって異なりますが、会費制が多く費用も安い傾向にあるため、新郎新婦とゲストのお財布に優しいという特徴があります。
一般的な披露宴よりもカジュアルなスタイルのため、披露宴が恥ずかしいという人にも向いています。
ただしまだまだ浸透していないスタイルのため、実施したい場合は両家両親に相談することを忘れずに。また、招待するゲストのことも考えてスタイルを決めましょう。